【時事】国家戦略特区の第二弾以降

昨日書いた国家戦略特区について第1弾だけしか触れなかったので、今日は第2弾と第3弾について調べてみました。

第二弾国家戦略特区(2015/03)

2弾と3弾は「地方創生特区」と呼ばれるものですね。

秋田県仙北市 - 農林・医療ツーリズムの改革拠点

ターゲットとなっているのは以下の法律です。 * 国有林野の管理経営に関する法律の特例
* 農業生産法人に係る農地法等の特例

もともと、秋田県仙北市グリーンツーリズムをしていたが、法改正で『農家民宿個々での運送・宿泊サービス提供は旅行 業法に抵触しないとなっているが、農家民宿の団体等が取り扱う運送・宿泊サービス提供は旅行業法に抵触する』となり、グリーンツーリズム推進のネックになったそう。

また、米価下落の影響も受けて農業単体の収入が下落した背景もあり、グリーンツーリズム規制緩和によって農業者所得の向上や都市農村交流・国際交流を推進しつつ、中山間地域の活性化を目指している。

田代湖とか聞いたことあるし、普通にグリーンツーリズムしたくなる。

inboundnow.jp

https://www.city.semboku.akita.jp/file/4581.pdf

また、その自然を生かし、ドローンの実証実験特区(地域限定型サンドボックス)としても手を挙げたよう。

火山の観測やクマやニホンジカの行動範囲を調査もあるが、やはり農業活用が個人的には熱いと思っている。

日本では広大な平野が少なかったり個人や家族単位での農家が多いのか、どうしても農地が狭く大規模農業法人が少ない印象があります。
そこで、ドローンであったり様々な最先端技術を用いて農業を発展させていくのは、シンプルに興味深い。

www.sangyo.net

林業についても、花粉問題もありますが、山が放置されて手入れが行き届かず木が生えすぎて、逆に山にとって悪影響を与えるということも聞いたことがあるので、そこに技術が入っていくのも興味深いです。

www.shinrin-ringyou.com

https://www.city.semboku.akita.jp/file/4582.pdf

以上より、以下のような政策課題を元に戦略特区に指定されています。

  1. 国有林野の民間開放による有効活用
  2. 臨床修練制度を活用した国際交流の促進
  3. 耕作放棄地等の生産農地への再生
  4. 国内外観光客の誘客と観光拠点の開発
  5. 地域の安全対策及び第一次産業への無人自動飛行の活用

その後は、ドローンレース大会なども行われたりと、かなり活発に動いている模様。(平成29年で更新が止まっちゃってるんでどうなってるんだろうか。。。)

https://www.city.semboku.akita.jp/sousei/documents/DIC_ASIA2016_result.pdf

宮城県仙台市 - 女性活躍・社会起業の改革拠点

愛知県 - 産業の担い手のための教育・雇用・農業等の総合改革拠点

は別に調べようと思います。